いつか晴れたら

もう人生折り返してるのかも…そう思ったら自分の半生を綴りたくなりました。

中学時代以降の悩み

小学校高学年からは体力が付いていったこともあって喘息の症状も和らいでいった。自分の記憶としては中学に上がってからはたまに通院はしていたものの、常に薬を飲むってことはなかったのではないか。

 

小学校高学年の時期は割と楽しく過ごしていたような記憶がある。少なくとも訳もなく泣くなんていう精神状態からは脱していた。 これ以降、大人になってからもこの子供時代ほど不安定になることはなかった。圧倒的に暗い時代だったと思う。

 

 

しかし、中学に上がってからはまた別の悩みに苛まれるようになる。この頃始まった悩みは以降何十年も、今現在に至るまで私を悩ませる事柄になる。

 

人の第一印象は見た目が9割とかいう。

私はその第一印象が殊更に悪いらしかった。子供時代に培われた圧倒的暗さ、自身も内向的な性格というのにプラスして、容姿そのものも悪かった。

 

中学2年になる頃には同級生から陰で「きもい」と言われているようだった。それでも仲良くしてくれる人が何人かいて、3年間を何とか過ごすことができた。

 

高校生になってからも、やはり友達ではない周りからは「きもい」と言われつつも数少ない友人とともに何とか3年間をやり過ごした。この中学高校時代に一緒にいてくれた数人の友人には感謝しかない。

 

いじめに遭うことはなかった。いじめの対象にすらしたくない程関わりたくなかったのか、存在感がなかったのか…今でもわからないが。

 

ただ、意味もなく見た目だけで嫌われるのはやはり辛い。高校を卒業する頃には私はすっかり自信をなくし、人前に出る事がかなり嫌になっていた。

 

大学に進学してからも同じ状況は続いた。

この頃から「きもい」といわれる人数がクラスだけにとどまらず、通学の道すがら全く知らない人からもすれ違いざまに言われるようになった。

 

中学高校時代とは違い、電車通学ともなるとこの容姿を人目に晒す機会がふえる。大学内にも人はたくさんいる。

 

大学に入ってからは人目が恐怖にすらなっていた。なんとなく親しい人はいたけれど、その人以外は私に話しかけようとはしなかった。

 

私も嫌がられるのが分かっていたから自分から話しかけようとしなかった。勉強も高校の時とは格段に難しく、ついていけず私は休みがちになり、自宅に引きこもりがちになっていった。

 

今思えば中学時代から続いたこの悩みに疲れてきたというのもあったと思う。でも、容姿なんて整形でもしない限り変えられない。そんな勇気もお金もなかった。